駆動系の不都合

以前から気になっていた事なのですが、がっつり渋滞している時に、アクセルのオンオフを連続していると、駆動系の不都合が確認されていました。


その不都合とは・・・

１．アクセルオン時に、ガーっという異音が駆動系から出る。
２．3速発進をしたような感じで、加速レスポンスが悪い。（5,6メートル走ると解消された）

以上の事から推測した事は、おそらく「クラッチセンタースプリングのバネレートが低下している」と考えられました。

正常であれば

アクセルオン→WRが外側に移動＆センタースプリングが縮む→アクセルオフ＆ブレーキ（※本来なら、ここでセンタースプリングが伸びて、プーリー側が低速ギアになる）

ところが、※印の状態の所で、センスプが正常に戻っていないと、プーリー側もクラッチ側のプーリーも開いたままで、ベルトがたるんだ状態になる＝変速機が正常に作動しない（トルクカムも含め）。

この為、ベルトがたわみ、ケースに当たって音が出る＆加速が悪くなっていたと思います。
この現象は、いったん走り出してしまえば、元の走行フィーリングに戻るので後回しにしていましたが、やはり気分的に良くないので、先日センタースプリングを新品に交換しました。

クラッチアウターを外した状態です。

今まで乗っていたスクーター（マジェやV-LINK等）の場合、適合するクラッチナットレンチが無くとも、パイプレンチ＆万力で問題なくナットを外していたので、今回も楽勝だべ～と思いきや・・・




スカラベオ500の場合、金属製のフィンが邪魔をして、パイレンの入る隙間が有りませんでした




仕方が無いので、55ミリのデカボックスソケットを購入して、インパクトで外しましたが、値段が6,000円ぐらいしたのは痛かった・・・特殊工具に近いから、仕方ないと言えば仕方ないんですけどねえ・・・

なんか、一人でこれからこのソケットを何回使うのだろうか？と思うと、かなり高めの値段設定になります。
何人か、他にも使う人がいれば、割り勘で購入出来るんですけどね。
スカラベオ駆動系OHの手伝いとして、一回3000円ぐらいで商売してみよっかな？（笑）

一応駆動系をバラス為のナットの大きさを記載します。

プーリーナット：27ミリ
クラッチアウターナット：22ミリ
クラッチナット：55ミリ


交換後、600キロ程走行しましたが、渋滞にはまっても、上記のような現象は今のところ出てはいないです。
他のイタスクでも、クラッチのジャダー音が確認されており、マロッシのセンスプに交換すると直る・・・という話が出ているようですが、もしかしたら純正の物でも問題が無いのかもしれません。

まあ、この辺は私が経験した事では無いので、なんとも言えませんが（笑）

ちなみに、走行距離は10000キロぐらいだったのですが、登録初年度から考えると4年以上経過している事になりますので、実はそろそろ新品に交換しなければいけない時期だったのかもしれません。
最初の駆動系OH時に、見た目＆押して見た感じでは、問題ないと判断したのですけど・・・やはり、日本車と同じように考えてはいけなかったようです。