マフラー交換

マフラーを交換しました。

やはり、純正のしょぼいマフラーでは満足出来ず、性能を考えた上での着手となりました（笑）

【モリワキ：チタニウムゼロ】

ヤフオクで落札した、モリワキのチタニウムゼロです。
う～ん・・・美しい・・・・見た目は最高です！

もちろん、ポン付けで済むわけが無いので、加工しての装着となります（笑）


【差込口】

















内径は51π。
購入してから気がついたのですが、触媒が入っているようです。
もしかして、セッティング無しでOK？


【排気口】

















内径は同じく、51πでした。
というか、バッフルが付いていません。

このモリワキマフラー、何用かは不明でしたが、差込口の内径からいって、おそらく中型排気量車と推測されます。
JMCA認定のマフラーなのですが、バッフル無しで本当に規制が通っているのか心配でした。
そんな訳で、他にNプロジェクトのアルミバッフルも購入し、装着後テストをする事に。


【純正マフラーとの比較】

















純正マフラーと一緒に並べてみました。
太さ、長さとも、純正とほぼ変わりが無いので、性能的にも問題無いであろうと推測し購入しました。
見た目の違いはもちろんですが、なんと言っても重量の違いに驚きましたね。


【マフラージョイント素材】

















サイレンサーの内径は51π。
エキパイの外径は、36πなので、サイレンサーとのジョイントを作成します。

純正のガスケットを使用するつもりだったので、それを計算して着手しました。
素材は、強度と加工のしやすさを考えて、アルミにせずに真鍮の削りだしで確定です。
まずは、使用する長さに切り出します。


【削りだし加工】

































旋盤で削りだしを開始です。

どんどんジョイントの形になっていきます。
それにしても・・・・う～ん、やっぱ削りだしは美しい・・・飯が３杯いけますわ（笑）


【削りだし完了】

















美しいですね～うっとりしてきます（笑）


【サイレンサー差込口側】

















排気効率を考えて、内部をテーパー状に加工しました。
ジョイント部には段差を作り、サイレンサーの中に入りこまないように加工したので、サイレンサーバンドを使用せず、スマートに差込＆固定が出来ます。


【エキパイ差込口側】

















エキパイの差込口側は、純正ガスケットを使用出来るように、内部を加工しました。
ストッパーがあるので、ガスケットが内部に入らないようになっています。


【エキパイ差込口スリット加工】

















差込口側はバンドで締め付ける為、締め込み用のスリットを入れてみました。
サイレンサーに装着してみましたが、ドンピシャです！

ピントは、ドンピシャでありませんでしたが・・・（笑）


【マフラーステー】

















サイレンサーを装着する為のステーです。

素材はアルミで、厚さは５ミリのものを使用し、切り出しました。
これに、アルミ製の棒をサイレンサーバンドの長さに合わせてカットし、10ミリのボルトが入るように内部を旋盤でくり抜いて、装着します。

既製品のサイレンサーステーで装着する方が、見た目は美しいのですが、何しろあれは強度がありません。。。
ユニットスイングでは、ステーにかかる振動が多い為、溶接部分がいとも簡単に折れてしまうのです。
そんな訳で、見た目は別として、強度があり、なおかつ一番簡単に加工出来る方法を取ってみました。


【マフラー装着】

















やっとの事で、サイレンサー装着完了です！

サイレンサーバンドは、純正の物だけですと、上部から1点のみの固定となります。
これだけでも、サイレンサーが動くような事は無かったのですが、強度の事を考えて、念の為にバンドを1本増やして、下部からも固定してみました。
見た目は、1点のみの固定の方が美しいんですけどね。

さて、いよいよエンジン始動です！
バッフルが付いていないのに、少々の不安を感じながらセルを回してみますと・・・

ズドドドドオー！

う～ん、重低音の響きが最高です（うっとり）
アイドリング状態では、そんなに音も五月蝿くなく、JMCA認定という事もあり、もしかしたらこのままいけるんじゃないかな～？と考えました。

んで、アクセルオン・・・・


うるせえ・・・(；´Д｀)

やっぱり、甘い考えでした（笑）

テスト走行をしてみると、案の定爆音です。
なおかつ、やはりと言うか、アフターファイアーが頻繁に出てしまいます。
走行性能的には、下からのトルクも出ていて、なおかつ高速の伸びが良く、140キロまでの到達時間は、純正マフラーよりも短距離ですみました。

しかし、この音で走行するのは・・・人の迷惑を考えると出来ないのでバッフルを装着してテストしてみる事に。。。。


【バッフル装着】

















サイレンサーに、取り付け用の穴をあけて、バッフルを装着してみました。

すると、あんなに良い音だった重低音が・・・・
ポンポンポン・・・・・

250スクーターと変わりない、しょぼい音となってしまいました。
走行テストをしてみると、排圧が上がった事もあり、下からのトルクは純正マフラーより良くなりました。
しかし、高速の伸びが、純正と変わりありませんでしたので、内径を16πから21πに加工して、再度テスト走行です。

感想は・・・

まあ、こんなものじゃないかな？って感じになりました（笑）

下からのトルク、高速の伸びとも、純正マフラーより良くなり（もちろん、プラシーボ効果でなく、一定スピードへの、到達時間を計りました）、アフターファイアーもほぼ出ていない状態なので、70%満足という感じですね。
不満足の30%は・・・排気音です。。。

バッフル非装着だと、本当に良い音がするんですけどね。
今の状態は、正直、良い排気音とは言えません。
どっちかっていうと、軽２輪の排気音に近いですね。
それも、安物マフラーの音・・・（泣）
これは、今後の課題として、改良をして行こう思います。

というか、インジェクションコントロラーが欲しくなってきました。。。。（汗）